青春18きっぷで東京から山形まで帰省!の巻


こんばんは!
地元愛強め、クラリネット吹きの樋渡です。

今回は、青春18きっぷを使っての東京から山形までの帰省の道のりをまとめてみました。

■青春18きっぷとは?

青春18きっぷ。その名前を聞いたことはあっても、実際どんなきっぷなのか知らないという人もなかなかいると思います。

ウィキペディア先生によると
青春18きっぷ(せいしゅんじゅうはちきっぷ)は、旅客鉄道会社全線(JR線)の普通列車、快速列車が1日乗り放題となる[1]、販売および使用期間限定の特別企画乗車券(トクトクきっぷ)である。


価格は1枚11850円、これが5回分使えて、複数人で同時に使用することもできます。

つまり、÷5で一回2370円、この値段で1日JRが乗り放題!


詳しくはJRのホームページをどうぞ。


■旅のスケジュール

今回は地元の友だち2人と一緒に、3人で帰ることになりました。8月12日(土)、まさに帰省ラッシュであろう日取りです(笑)


旅のスケジュールはこんな感じ。

7:30 上野駅集合

8:00上野発→宇都宮→黒磯→郡山→福島→米沢→山形→新庄→16:58余目着

移動はすべてJR、最初の上野発宇都宮線と、最後に新庄から乗る陸羽西線以外は
始発駅から終点まで。

ちなみに乗り換えの時間はだいたいが3〜10分、一本でも逃そうものなら次の電車は1時間後…というものがほとんどです。

絶対にミスの許されない乗り換え。
ですが田舎の電車の線の数なんてたかが知れているので、迷うことはほぼないでしょう!

■出発当日の朝

ちなみに帰省の荷造りは当日にする派です。(ただ単にぎりぎりにならないとやらないタイプなだけ)
朝5時、ばっちり目が覚め、帰省の荷物をまとめ、6時すぎには家を出ました。

今回実家への滞在は4〜5日とけっこう長めなのですが、重いキャリーを引きずるのは大変だと思い手持ちのかばんに半ば無理やりまとめてみました。かなりの身軽です。
しかしこれが、この長旅においては正しい選択だった…!

■上野駅集合

朝7時半。上野駅にて、友人2人と無事に合流。青春18きっぷは改札を通さず、駅員さんのいるところを通りハンコを押してもらいます。

こんな感じ。
ハンコに駅名がついているので一人でいろんなところに行くと、ばらばらな地名のスタンプが集まるのでちょっと楽しいです。


改札内のNEWDAYSで朝ごはんを調達し、ホームへ。
最初の電車は宇都宮線快速!
この電車はボックスシートがあるので、旅気分を味わえます。複数人での旅の場合は、事前に何号車にボックスシートがあるかチェックしておくと良いと思います。

1時間ほど揺られて、最初の到着駅、栃木県の宇都宮!
…ですが、写真を撮る余裕もなく乗り換えです。

次に目指すは黒磯駅。同じく栃木県です。

そしてなんとここで、さっそくお盆の帰省ラッシュに巻き込まれます。

満員電車です。通勤ラッシュ時の電車に比べたら幾分もましではありますが、かさばる荷物で大変、しかもみんな行き先は一緒のようで乗車率が減らないまま(むしろ若干増えながら)走ること約1時間…

電車のポスターの可愛さに少しだけ癒されました。

さらにここで問題発生。

電車が5分ほど遅延を起こし、黒磯へ到着。次の電車までの乗り換え時間はなんと5分!
…と言ってもみんな行き先はほぼ一緒、黒磯で改札を出る人はごくわずかで、次の郡山行きの乗り換えを待ってくれてからの発車です。
ちなみに黒磯駅での乗り換え、エスカレーターがないので荷物は手持ちです。しかも階段幅が狭いのなんの…つまるつまる。人混みであまりにも列が進まないので、写真を撮る余裕はありました(笑)

なんとか乗り換え、これまた満員電車の東北本線で郡山へ向かいます。


なんだかんだあっという間の1時間!

そしてこのあとはさらに東北本線を乗り換え福島まで。こちらも座ることができず立ちっぱなしでしたが、友人2人といたおかげでそこまでつらさもなく着きました。

福島へ着いたのは12時半を過ぎた頃、

ここでお昼ご飯を買いに初めて改札の外へ!


23分という短いながらもこの度初の余裕のある乗り換え。

福島の銘菓といえば、ままどおる!

さすがNEWDAYS、もちろん置いてました。
一緒に「福島に乾杯」を買い込み、昼間っからビールです。

無事山形線に乗り換え座席にもなんとか座れて福島を出発、とうとう山形県内に突入…!
ちなみにこの区間はトンネルも多数、圏外になることも多かったです。お昼寝に最適な区間とも言えるでしょう。


米沢に到着、ここからさらにまた山形線に乗り換え、山形まで!


ちなみにここまで、宇都宮線と東北本線はそれぞれ二回に渡って乗り継いでいるのですが、山形線は米沢と山形、そして新庄までの3区間に渡っています。さらに新庄からの陸羽西線も同じ県内の移動です。この情報で、山形県がどれだけ南北に長いかお分かりいただけると思います。


残念ながら。この区間も満員電車で座ることができませんでした…
しかし山形県内に入ったこともあり、車窓からの景色は山と田んぼ、見慣れたような景色に変わって行きます。



山形に到着!
ここからは陸羽西線に乗り換えて新庄まで。
長椅子の座席しかない電車なので、3人仲良く並んで座り、オセロで暇をつぶしました。

新庄到着すると、いよいよ最後の乗り換えです!陸羽西線。

この線、個人的に一番好きな区間でもあります。


かの有名な松尾芭蕉が舟下りをしたという、最上川を眺めながら電車に乗ることが出来るんです。
残念ながら雨模様…

ちなみに山形県出身の作曲家である真島俊夫さん作曲の吹奏楽曲「三つのジャポニスム」の「雪の川」は、冬の最上川をイメージして作られたそうです。


ですがこの区間、冬になると吹雪で遅延したり運行見合わせなんてことがあるので、雪の降る時期にあまりおすすめはできません…
でもこの路線の車窓から見る雪景色、綺麗なんですよね…

揺られること45分、目的地である余目駅にやっと到着!

時刻は16:58。

3人で集合してからの上野から数えて約9時間、私は自宅を出てからなんと11時間の長旅が、無事終了!!!!





■まとめ

9時間の道のり、正直もっとつらいかなーと思っていたのですが、友だち2人と一緒だったということもありそこまで苦痛ではありませんでした。


でもこの帰省ラッシュの時期ということで座れない区間があったことを考えると、一人で立ちっぱなしはしんどいだろうなーと。
それと乗り換え時間が少ないと、途中でトイレに行きたくなった時が大変!
東北本線あたりになるとトイレ付きの車両もあるので心配はいりませんが、そこに至るまでの移動は余裕をもった方が良さそうです。


また乗り換えに時間がある場合、電車はかなりの確率で発車時刻よりも5〜10分ほど早くホームに到着して停車しているので、買い物がある場合は早めに済ませて電車を待たないと席取り競争に負けて座れないこともあります。時期や時間帯にもよるとは思いますが、ぎりぎりですべりこむよりはホームで待っていた方が無難です。



ここまでの長文、お読みくださいましてありがとうございます。
青春18きっぷで庄内へ向かう際の参考に、少しでもなれれば幸いです!



0コメント

  • 1000 / 1000