私が演奏してきた中でアルトクラが活躍する吹奏楽曲3選【※随時更新】


こんにちは!
特殊管大好き、樋渡です。


今日は大学生時代吹奏楽の授業でほぼ特殊管しか吹いてこなかった私の、独断と偏見とあくまで演奏経験による、アルトクラが活躍する吹奏楽の曲を紹介します。


■リンカーンシャーの花束/パーシー・グレインジャー

まず一曲目。アルトクラのソロがある曲といえば?という問いにはほぼ必ずあがるであろう、パーシー・オルドリッジ・グレインジャー作曲の、「リンカーンシャーの花束」。


全部で6曲から構成されるこの曲ですが、第3曲目がアルトクラとピッコロによるオクターブ違いのユニゾンから始まります。(音程合わせるのがなかなか大変)


大学一年生の時にこの曲を演奏する機会がありました。しかし実はこの第3曲目、AとB、2つのバージョンがあり、アルトクラのソロがあるのはB。本番で演奏することになったのはなんとA…一般的によく演奏されるのはBバージョンだそうなのですが、私のアルトクラソロは日の目を浴びることがなかった、ちょっとほろ苦い思い出の曲でもあります…



■ヒルソング No.2

こちらも同じくグレインジャー作曲です。


直訳すると、「丘の歌」。ダブルリードのメロディから想像がつくように、スコットランドやヒマラヤなど、丘陵地帯に住む人々によるバグパイプなどかの音楽を表現した曲です。


ソロ指定はありませんが、アルトクラしか吹いていない旋律が多々出てくるため、個人的に吹いていてとても楽しかったです。


アルトクラというとどうしてもオプション的な位置づけになってしまう曲が多いのですが、グレインジャーはひとつの欠かせない楽器として楽譜を書いてくれているのでとても嬉しい…!



■スターズ・アトランピック '96

三曲目は日本の作曲家、三善晃さんによる「スターズ・アトランピック '96」。



この曲はアメリカ、アトランタ州のエモリー大学音楽学部の委嘱作品で、1991年にアトランタ州で開催された「日本吹奏楽音楽祭」で初演されています。
あれ、そこは96年じゃないんだ、と思うことでしょうが、これの作曲中に、1996年アトランタオリンピックの開催が決定したからなんだそうです。なるほど。


全部で三楽章あるのですが、第一楽章、初っ端からバスクラとアルトクラの掛け合いのソロで始まります。

この曲の演奏時、私はバスクラだったのですがアルトクラの子と二人で苦戦しました…
でもその分、ピタッとはまったときの気持ち良さは最高です!


そしてこれは余談ですが、東京佼成のCDにも収録されていて、タイトルがそうなだけあってジャケットには能面、しかも収録曲すべて邦人作品の現代曲なので夜中に聞くと(見ると)夢に出てくるんじゃないかという気になります。この暑い季節にぜひおすすめです。



■まとめ

以上、現時点でのアルトクラが活躍する曲3選でした!あくまで私が演奏したことがある曲に限っているので、また何かあれば随時更新していきたいと思います。


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